ソーシャルゲーム業界で10年以上続く秘訣

株式会社gloopsが設立したのは2005年。寿命が短いといわれているソーシャルゲーム業界において、10年以上も活躍し続けています。なぜここまで成功を遂げることができたのでしょうか?その秘密は、創業者の梶原吉広氏の考えにあったようです。

ソーシャルゲーム業界でトップになるためには、ユーザーから支持されることが何より大切です。そのために、gloopsではソーシャルゲーム業界に参入して以来、「新しい体験を提供すること」「ソーシャルゲームの運営をしっかりと行うこと」を重視してきました。

どんなに良いグラフィックや優秀なプログラムでも、ゲームの基本的な仕組みが難しくては多くのユーザーからは支持されないのです。そのために、ゲームはなるべくシンプルな仕組みで、わかりやすくするように心がけていたといいます。

梶原吉広の影響力について

また、ユーザーから直接寄せられる意見だけでなく、データを分析することでユーザーのニーズをくみ取っていたそうです。やめていくほとんどのユーザーは、カスタマーサポートに意見を寄せることなく去っていきます。そこで、ユーザーがどんな遊び方をしていたのか、どこでやめたのか、という情報をデータにして分析することで、運営の改善につなげていたのです。きちんとデータ分析をするのは、本当の意味での「ユーザーの声を聞く」ということだというのが梶原氏の考えです。

コンテンツの寿命は、運営により伸ばすことも縮めることもできるといいます。しっかりと運営体制を取れば、世間で言われるほどソーシャルゲームの寿命は短くないそうです。データに裏付けられた理論・仮説をしっかりと分析し、コンテンツのプロダクトライフサイクルを正確に見極めることが重要だといいます。この考えが、gloopsの基盤となっているのでしょう。