gloopsの知られざる裏側

いまでこそソーシャルゲームの会社として地位を確立させた株式会社gloopsですが、最初はゲームやインターネットとは関係のない業務を行っていたといいます。どんな会社だったのでしょうか?知られざるgloopsの裏側についてみていきたいと思います!

梶原吉広氏が会社を立ち上げた当初、会社名はgloopsではなく「グローバルメディアソリューション」でした。行っていたのは、広告代理店業務。扱っていたのは、インターネット媒体ではなく紙の広告だったといいます。どのようなきっかけでインターネットに携わることになったかというと、その当時はmixiなどのSNSがはやり始めたころだったそうです。それを見た梶原氏は、やるべきものはこれだと思ったといいます。広告業は初年度で2億5000万円を売り上げるほど好調だったため、そこで得た資金をSNSの分野に投入したそうです。当時は社員が3人だったにもかかわらず、この売上。やはり成功する企業は、はじめから成功し続けているのでしょうか?

最初に行ったインターネット事業は、「nendo.tv」というサービスでした。Adobe社のFlexという技術を使い、パーソナルホームページとSNSの機能を合わせたものだったようですが、これがあまりうまくいかなかったとのこと。その後、携帯電話向けSNS「REAL」を開始しますが、こちらもまったくユーザーが集まらなかったそうです。そこで始めたのが、「渋谷クエスト」というゲーム。ここからgloopsのソーシャルゲームの歴史が始まっていったのです。「渋谷クエスト」が見事にヒットし、gloopsはソーシャルゲーム界の先駆け的存在となりました。最初からすべてがうまくいっていたのではなく、あらゆる失敗を経てgloopsは今の地位を獲得したのです。今後も目が離せません!